プランターの準備

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ベランダ菜園で使用するプランターの準備と加工をします。

我が家では、野菜栽培用として販売されている、四角いプランターを使用しています。プランターの形は別に何でも良いと言えば何でも良いのですが、四角いプランターの方が、狭いベランダを面積的に有効利用できるので四角いプランターを愛用しています。

ここで、重要なことがひとつ。プランターは、底の水抜き穴が一個だけ付いているもの、または水抜き穴が付いていないものを選びます。たとえば、こんなプランターが理想的です。

ベジタブルプランター 480 22L
【楽天市場】ベジタブルプランター 480 22L

 

トマトを栽培する場合、長辺が45cmから50cmくらいで、容量が25リットル前後のプランターを使います。プランターがこれより小さいと、トマトが根を十分に成長させることができません。逆に、大きい分にはトマトの生育上の問題はありませんが、プランターの取り回しが面倒になります。

プランターの用意が整ったら、まず最初にすることは、プランターの水抜き穴を塞ぐことです。「えっ、なんで?」と思われるでしょうが、暑い夏の熱々コンクリートの上でトマトを栽培するための工夫です(元からある水抜き穴は塞いでしまいますが、別の水抜き穴を開けます)。

プランターを買うと、必ず底網が付いています。大抵のプランターでは、この底網の短辺の真ん中に、水抜き穴を塞ぐための栓が付属しています(写真の赤丸のところ)。これをハサミで切り離して、プランターの内側から、水抜き穴に押し込みます。ここで間違って、プランターの外側から栓をしてしまうと、後々、水圧で栓が抜けてしまいます。水抜き栓は必ず内側から押し込んでください。

栓は赤丸で示すところに付いている
栓は赤丸で示すところに付いている

 

 

 

 

 

 

水抜き栓を押し込んだ様子がこちら。内側から押し込んだ栓の先端が外に見えています。

栓で塞いだ水抜き穴
栓で塞いだ水抜き穴

 

 

 

 

 

 

次に、自前の水抜き穴を開けます。穴あけには、電気ドリルを使うのがいちばん簡単です。プランター底面から10cmから12cmくらいのところに、穴径4mmの穴を一つだけ開けます(写真の赤丸のところ)。

ドリルで開けた水抜き穴
ドリルで開けた水抜き穴

 

 

 

 

 

 

元からある水抜き穴を塞いで、底面から10cmのところに新しい水抜き穴を作ることによって、プランターに水がたくさん溜めておくことができるようになったワケです。こうすることによって、真夏の熱々コンクリート床にプランターを置いておいても、プランター用土がカラッカラに乾いてしまうことを防げます。

ただし、この状態のプランターに用土を入れて使うと、中の水と土が腐る場合があります。たっぷり水が中に溜まっているので、腐るのも当然ですね。そこでもう一工夫する必要があります。

水が溜まる底部10cmくらいのところに、小さく砕いた発泡スチロールを敷き詰めます。こうしておくと中の水が腐ることを防ぐことができます。ただ、砕いた発泡スチロールを直接プランターに敷き詰めると、栽培終了後に用土を片づけるときに、土と発泡スチロールが混ざってしまって、ちょっと面倒です。そこで、小さく砕いた発泡スチロールをネットに入れてからプランターに敷き込みます。我が家では、ジャガイモをまとめ買いするときにイモが入れられているネットを使っています。

お芋ネット
お芋ネット

 

このネットに、手でバキバキ小さく砕いた発泡スチロールを詰め込んで、ネットの口を結わいておきます。

発泡スチロール詰めネット
発泡スチロール詰めネット

 

プランターの底に置いて、平らにならして置きます。

ネットをプランター底に敷く
ネットをプランター底に敷く

 

これに用土を入れます。我が家でトマトを栽培するときは、デルモンテのキッチン・ガーデンを主に使っています。理由は、3つ。

  • トマトがとてもよく育つ。
  • 重さが軽い。
  • 使用後に、「燃えるゴミ」として捨てられる!!

 

キッチン・ガーデンだけでは足りない場合は、アイリスオーヤマの「花と野菜の捨てられる培養土」を注ぎ足します。

 

用土はたっぷり入れておきましょう。この写真のように控え目に入れると後で失敗します。土がとてもふんわりしているので、水やりするにつれて次第に萎んでいきます。ですので、プランターの際近くまで用土を入れておきましょう。

 

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どろんパパ

東京ドロンパに憧れる狸ファミリーのパパ。サッカー大好き狸だが、実はバックカントリー・スキーをやる方が好きだったりする。。。

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