トマトの脇芽摘み
トマトの栽培農家で栽培されているトマトは皆、まるでトマトが蔦植物であるかのように一本の主幹がすーっと伸びています。でもトマト本来の姿は、無数に枝分かれする、よく見る普通の(?)植物です。トマトをプランターに植えたまま放っておけば、間違いなく「本来の姿」になります。
ではなぜトマト農家で栽培されているトマトは、主幹一本だけの姿になるのでしょうか。それはトマト農家の方が、トマトの脇芽を摘み取って、主幹だけが育つように手入れをしているからです。主幹だけ残すのは、その方が収穫量が多くなるからです。主幹に栄養が集中して、その分収穫量が増加する、というワケです。
ベランダでトマトを栽培する場合も同じことが当てはまる、と言われています。事実、多くのブログでは、主幹だけを残す、あるいは主幹と第一脇芽の「二本仕立て」のいずれかが良い、とされているように思います。
我が家では、何年もの試行錯誤の結果、ベランダ栽培では「二本仕立て」で栽培するのがもっとも収穫量が多くなる、という結論に達しました。今年も「二本仕立て」で栽培します。
第二脇芽以降はすべて芽欠きします。つまり指でポキポキ折り取ってしまいます。脇芽は主幹の成長にともなってどんどん出てきますから、できれば2日から3日に一度は脇芽がないかどうか見回る方が良いでしょう。
写真は、主幹、第一脇芽の両方が順調に生育中のトマトの様子です。この写真ではちょっと判別しにくいんですが、支柱に黄色いPPテープで結わいてある主幹の下から、右手前側に第一脇芽が元気よく伸びています。
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